はじめに
キャンプでの快適な時間を実現するために欠かせないのが「タープ」です。日差しや雨を防ぐだけでなく、リビングスペースとしても機能し、キャンプの快適性を大きく左右します。
しかし、タープには「ヘキサタープ」「レクタタープ」「スクリーンタープ」など様々な種類があり、「どれを選べばいいかわからない」という声も多く聞かれます。
本記事では、2025年最新のおすすめタープをランキング形式で紹介。キャンプ初心者からベテランまで、あなたにぴったりのタープが見つかるよう、選び方から設営方法まで徹底解説します。
タープの選び方 5つのポイント
1. タープの種類で選ぶ
ヘキサタープ(六角形)
- おしゃれでキャンプらしい雰囲気
- 2本のポールで設営が比較的簡単
- 風通しが良く開放感あり
- ソロ〜ファミリーまで幅広く対応
レクタタープ(長方形)
- 有効面積が広く大人数向け
- アレンジ次第で多彩な設営が可能
- 風の影響を受けやすい
- タープ泊にも適している
スクリーンタープ(メッシュ付き)
- 虫除け対策が完璧
- フルクローズ可能で防犯面も安心
- 重量があり持ち運びが大変
- ファミリーキャンプ・デイキャンプに最適
ワンタッチタープ
- 設営が超簡単(1分で完了)
- BBQ・イベント向け
- フレームが重い
- キャンプらしい雰囲気には欠ける
2. 使用人数・サイズで選ぶ
ソロ〜2人用: 3m×3m程度
- DD Hammocks 3×3、FIELDOOR スクエアタープ
2〜4人用: 4m×4m程度
- Coleman ヘキサライト+、DOD いつかのタープ
4〜6人用: 4.5m以上
- WAQ HEXATARP TC L、Coleman タフスクリーンタープ/400
3. 素材で選ぶ
ポリエステル
- 軽量で乾きやすい
- 価格が手頃
- 焚き火には不向き(火の粉で穴が開く)
TC素材(ポリコットン)
- 焚き火に強い(耐火性)
- 遮光性・遮熱性が高い
- 重量があり、やや高価
- 乾きにくい
コットン
- 最高の焚き火耐性
- 結露しにくい
- 重く、高価
- メンテナンスが必要
4. 耐水圧で選ぶ
- 1,000mm: 小雨程度なら大丈夫
- 1,500mm: 通常の雨に対応
- 2,000mm以上: 豪雨でも安心
タープは地面に接しないため、テントほどの耐水圧は不要ですが、1,500mm以上あると安心です。
5. 付属品で選ぶ
初心者は「オールインワン」がおすすめ:
- ペグ
- ロープ
- ポール
- 収納袋
別売りの場合、追加費用が2,000〜5,000円程度かかります。
主要メーカーの特徴
Coleman(コールマン)
- 商品ラインナップが豊富
- 他のColeman製品と統一感を出しやすい
- 初心者向けの扱いやすいモデルが多い
- アフターサービスが充実
DOD(ディーオーディー)
- カスタマイズ性が高い
- カラーバリエーション豊富
- 遊び心のあるネーミング
- コスパに優れる
Snow Peak(スノーピーク)
- 永久修理保証で長期使用可能
- 高品質で信頼性が高い
- 価格は高めだが満足度も高い
- シンプルで洗練されたデザイン
テンマクデザイン
- 野営スタイルに人気
- TC素材の商品が充実
- こだわりのデザイン
- キャンプ上級者に支持される
パターン別おすすめタープ
ソロキャンプ・バックパック泊なら
1位: DD Hammocks DDタープ 3×3(超軽量790g) 2位: テンマクデザイン ムササビウイング13ft.TC(焚き火OK)
軽量性と携行性を重視。DD Hammocksは特にバックパック泊で人気。
初心者・ファミリーキャンプなら
1位: DOD いつかのタープ(オールインワン) 2位: Coleman ヘキサライト+(高機能)
全て揃っているオールインワンモデルが失敗しない選択。
焚き火を楽しむなら
1位: テンマクデザイン ムササビウイング13ft.TC 2位: FIELDOOR スクエアタープ T/C 3位: WAQ HEXATARP TC M
TC素材で焚き火の火の粉に強く、焚き火スタイルに最適。
虫除け重視なら
1位: Coleman タフスクリーンタープ/400
メッシュで虫の侵入を完全ブロック。夏キャンプの必須アイテム。
コスパ重視なら
1位: キャプテンスタッグ ヘキサタープUV M-3151(9,995円) 2位: FIELDOOR スクエアタープ T/C(8,455円)
1万円以下で本格タープが手に入る。
タープ設営の基本
設営前の準備
- 設営場所を確認:平坦で水はけの良い場所
- 風向きをチェック:風上側を低くする
- 日の向きを確認:日陰を作りたい方向を決める
ヘキサタープの基本設営手順
- タープを地面に広げる
- メインポール2本の位置を決める
- ペグダウンしてメインポールを立てる
- 張り綱を調整して形を整える
- サイドをペグダウンして完成
設営のコツ
- 風が強い日: 高さを低めに設定
- 雨天時: 中央部を高くして水が溜まらないように
- 焚き火時: タープから十分距離を取る(2m以上)
よくある質問(FAQ)
Q1: タープとテントの違いは何ですか?
A: テントは寝室として使う「床付きシェルター」、タープは「屋根のみのリビングスペース」です。タープは開放感があり、風通しが良いのが特徴。多くのキャンパーはテント+タープの2つを使っています。
Q2: 初心者におすすめのタープサイズは?
A: 2〜4人用なら4m×4m前後(420cm×410cm程度)がおすすめです。ソロなら3m×3m、ファミリー(4人以上)なら5m以上を選びましょう。大きすぎると設営が大変で、風の影響も受けやすくなります。
Q3: ポリエステルとTC素材、どちらを選ぶべき?
A: 焚き火をするならTC素材一択です。ポリエステルは火の粉で穴が開きます。焚き火をしないなら、軽量で価格も手頃なポリエステルがおすすめ。TC素材は遮光性・遮熱性も高く夏でも快適ですが、重量と価格がデメリットです。
Q4: タープだけで雨キャンプはできますか?
A: 可能ですが、横殴りの雨には弱いです。「タープ泊」として楽しむキャンパーもいますが、初心者はテントと併用することをおすすめします。耐水圧2,000mm以上のモデルなら雨天でも安心。
Q5: タープに必要なペグやロープは何本?
A: ヘキサタープの場合、ペグ6〜8本、ロープ6〜8本が標準です。予備を含めて10本ずつ用意すると安心。強風時は追加でペグダウンすることもあります。
Q6: タープの寿命はどれくらい?
A: 使用頻度にもよりますが、年10回程度の使用で3〜5年が目安です。UV劣化や摩耗が主な劣化原因。使用後はしっかり乾燥させ、紫外線を避けて保管すると長持ちします。スノーピークなど永久修理保証があるブランドなら、さらに長期使用可能。
Q7: 焚き火とタープの距離は?
A: 最低2m以上離すのが安全です。TC素材でも火の粉で焦げることはあります。風向きも考慮し、火の粉が飛ばない位置に設営しましょう。
まとめ
2025年最新のおすすめタープTOP10を紹介しました。
初心者には: DOD いつかのタープ(オールインワンで失敗なし) ソロには: DD Hammocks 3×3(超軽量で携行性抜群) 焚き火派には: テンマクデザイン ムササビウイング13ft.TC(TC素材で安心) ファミリーには: Coleman タフスクリーンタープ/400(虫除けも完璧)
タープ選びで最も重要なのは、あなたのキャンプスタイルに合ったものを選ぶことです。ソロなら軽量性、ファミリーなら広さと機能性、焚き火派ならTC素材を優先しましょう。
この記事があなたのタープ選びの参考になれば幸いです。素敵なキャンプライフをお楽しみください!
ランキング
DOD いつかのタープ
¥11,315初心者に最適なオールインワンヘキサタープ。ポール・ペグ・ロープ全て付属で、150D厚手生地による高い遮光性(90%以上)を実現。延長ベルトでテントとの連結も簡単。
おすすめポイント
- ✓ オールインワンで買い足し不要
- ✓ 150D厚手生地で遮光性90%以上
- ✓ 延長ベルトでテント連結可能
- ✓ UPF50+で紫外線対策も万全
- ✓ 初心者でも扱いやすい設計
注意点
- ✗ ポリエステル素材で焚き火は注意
- ✗ 重量5.2kgとやや重め
- ✗ カラーバリエーションが少ない
DD Hammocks DDタープ 3×3
¥12,360超軽量790gでソロキャンパーに大人気。3,000mm耐水圧と多数のグロメットで多彩な設営パターンが可能。ハンモック泊にも最適な定番タープ。
おすすめポイント
- ✓ 超軽量790gでバックパック泊に最適
- ✓ 耐水圧3,000mmで豪雨にも対応
- ✓ 多数のグロメットで設営自在
- ✓ コンパクト収納で携行性抜群
- ✓ ハンモック泊にも使える
注意点
- ✗ ポール別売りで初期費用がかかる
- ✗ シンプルデザインで装飾性は低い
- ✗ 3×3サイズはソロ〜2人用
Coleman ヘキサライト+
¥14,367ダークルームテクノロジーで日光を90%以上遮断し、温度上昇を抑制。コンパクト収納とポール付属で、夏キャンプに最適な高機能モデル。
おすすめポイント
- ✓ ダークルームテクノロジーで遮光率90%
- ✓ 温度上昇を抑制し快適
- ✓ ポール付属ですぐ使える
- ✓ コンパクト収納(φ17×44cm)
- ✓ サイドポールで有効面積拡大可能
注意点
- ✗ 価格がやや高め
- ✗ 重量4.6kgと携行性は普通
- ✗ 焚き火には不向き(ポリエステル素材)
テンマクデザイン ムササビウイング13ft.TC
¥14,080TC素材で焚き火対応可能なウィングタープ。ポール1本で設営でき、ソロキャンプの自由度を高める人気モデル。軽量1,900gで持ち運びも楽々。
おすすめポイント
- ✓ TC素材で焚き火に近づけても安心
- ✓ ポール1本で設営可能
- ✓ 軽量1,900gでソロに最適
- ✓ ウィング形状で開放感あり
- ✓ 野営スタイルにマッチ
注意点
- ✗ ポール・ペグ別売り
- ✗ 設営に慣れが必要
- ✗ 価格がやや高め
スノーピーク ライトタープ ペンタ シールド
¥12,480信頼のスノーピーク品質。ペンタゴン形状で風に強く、設営の自由度が高い。軽量設計でソロ〜デュオキャンプに最適な定番モデル。
おすすめポイント
- ✓ スノーピークの高品質
- ✓ ペンタゴン形状で風に強い
- ✓ 設営の自由度が高い
- ✓ 軽量設計で携行性良好
- ✓ シンプルで飽きないデザイン
注意点
- ✗ ポール別売り
- ✗ 価格が高め
- ✗ 焚き火には不向き
ロゴス Tradcanvas ソーラーヘキサタープ M-BB
¥15,045高い遮光性とUVカット性能を誇るロゴスの定番モデル。ベーシックサイズで使いやすく、コストパフォーマンスに優れたファミリー向けタープ。
おすすめポイント
- ✓ ソーラーブロックで遮光性が高い
- ✓ UVカット率99.9%
- ✓ 軽量1.78kgで携行性良好
- ✓ ファミリーサイズで使いやすい
- ✓ コストパフォーマンス良好
注意点
- ✗ ポール別売り
- ✗ 焚き火には不向き
- ✗ デザインが地味
キャプテンスタッグ ヘキサタープUV M-3151
¥9,995コスパ最強の入門モデル。サイドポール2本付属で1万円以下。UVカット率95%で日除け性能も十分。初めてのタープに最適な選択肢。
おすすめポイント
- ✓ 1万円以下の圧倒的コスパ
- ✓ サイドポール2本付属
- ✓ UVカット率95%
- ✓ セット一式で買い足し不要
- ✓ 初心者に優しい価格設定
注意点
- ✗ 生地が薄め(70D)
- ✗ 耐水圧1,000mmで豪雨には弱い
- ✗ 重量4.6kgとやや重い
FIELDOOR スクエアタープ T/C 280×280cm
¥8,455TC素材で焚き火対応の正方形タープ。16個のループベルトで自由なアレンジが可能。ソロキャンプに最適なコンパクトサイズ。
おすすめポイント
- ✓ TC素材で焚き火対応可能
- ✓ 16個のループで設営自由度高い
- ✓ 軽量2.4kgで携行性良好
- ✓ コンパクトサイズでソロに最適
- ✓ 価格が手頃
注意点
- ✗ 耐水圧428mmと低め
- ✗ 正方形は有効面積が狭い
- ✗ ポール別売り
Coleman タフスクリーンタープ/400
¥46,980虫除けメッシュ付きの3WAYスクリーンタープ。フルクローズ・フルオープン・メッシュの3パターンで季節を問わず活躍。ファミリーキャンプの定番モデル。
おすすめポイント
- ✓ 3WAYで季節を問わず使える
- ✓ メッシュで虫除け完璧
- ✓ フレーム一体型で設営簡単
- ✓ 大型サイズでファミリー向け
- ✓ 耐水圧2,000mmで安心
注意点
- ✗ 重量13kgで持ち運びが大変
- ✗ 価格が高い
- ✗ 収納サイズが大きい
WAQ HEXATARP TC M
¥13,800TC素材で焚き火OK。1〜3人用のMサイズとファミリー向けLサイズから選択可能。耐水性・遮熱性に優れたコスパ良好モデル。
おすすめポイント
- ✓ TC素材で焚き火対応可能
- ✓ 遮熱性・遮光性に優れる
- ✓ M/Lサイズから選択可能
- ✓ コスパが良い
- ✓ 設営が比較的簡単
注意点
- ✗ ポール別売り
- ✗ 重量がやや重い
- ✗ カラーバリエーション少ない