はじめに
「Kindle と Kobo、どっちの電子書籍リーダーを買えばいいの?」
電子書籍リーダーを購入する際、この2つで迷う方は非常に多いです。AmazonのKindleと楽天のKoboは、どちらも国内で人気の電子書籍リーダーですが、書籍の品揃え、ポイント還元、端末の性能など、それぞれ異なる特徴があります。
この記事では、2025年1月時点の最新情報をもとに、両リーダーを徹底比較。あなたにぴったりの電子書籍リーダーを見つけるお手伝いをします。
端末価格とラインナップを比較
Kindleの端末ラインナップ
| モデル | 価格 | 画面サイズ | 防水 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Kindle | 19,980円 | 6インチ | ✕ | エントリーモデル |
| Kindle Paperwhite | 21,980円 | 6.8インチ | ○ | ベストセラー |
| Kindle Scribe | 59,980円 | 10.2インチ | ✕ | 手書きメモ対応 |
ポイント:
- 最も人気はKindle Paperwhite(防水・大画面・コスパ良し)
- Kindle Scribeは手書きメモが取れる最上位モデル
- 広告なしモデルは+2,000円
Koboの端末ラインナップ
| モデル | 価格 | 画面サイズ | 防水 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| Kobo Nia | 10,978円 | 6インチ | ○ | 最安モデル |
| Kobo Clara Colour | 23,980円 | 6インチ | ○ | カラー対応 |
| Kobo Libra Colour | 28,800円 | 7インチ | ○ | ページめくりボタン付き |
| Kobo Elipsa 2E | 46,990円 | 10.3インチ | ○ | 手書きメモ対応 |
ポイント:
- 全モデルで防水機能搭載
- カラーモデルが選べる(マンガのカラーページが楽しめる)
- 大画面モデルが豊富
端末価格の結論
コスパ重視ならKobo Nia(10,978円)が最安。ただし、長く使うことを考えると、Kindle Paperwhite(21,980円)またはKobo Clara Colour(23,980円)がおすすめです。
書籍ラインナップと価格を比較
Kindleの書籍ストア
- 書籍数: 推定700万冊以上(和書は約100万冊)
- 強いジャンル: ビジネス書、自己啓発、小説、ライトノベル
- Kindle Unlimited: 月額980円で200万冊以上が読み放題
- Prime Reading: Prime会員なら毎月1冊無料で読める
価格例:
- 新刊小説:1,400円前後
- ビジネス書:1,500〜2,000円
- マンガ(1巻):400〜600円
Koboの書籍ストア
- 書籍数: 推定400万冊以上(和書は約80万冊)
- 強いジャンル: マンガ、ライトノベル、女性向け小説
- Kobo Plus: 月額1,780円で対象書籍が読み放題
- 楽天ポイント: SPU対象で最大16倍のポイント還元
価格例:
- 新刊小説:1,400円前後(Kindleとほぼ同じ)
- ビジネス書:1,500〜2,000円
- マンガ(1巻):400〜600円
書籍ラインナップの結論
書籍数ではKindleが圧勝。特に洋書や専門書はKindleが充実しています。ただし、楽天ポイント還元を考慮するとKoboの方がお得になる場合も。
読み放題サービスを比較
Kindle Unlimited(月額980円)
- 対象書籍:200万冊以上(和書は約12万冊)
- ジャンル:小説、ビジネス書、マンガ、雑誌など幅広い
- 同時に10冊まで保存可能
- 30日間無料体験あり
おすすめポイント:
- ビジネス書や自己啓発本が豊富
- マンガの1〜3巻が無料のことが多い
- 雑誌も読み放題
Kobo Plus(月額1,780円)
- 対象書籍:非公開(推定10万冊程度)
- ジャンル:マンガ、ライトノベル中心
- 楽天ポイント付与あり
- 7日間無料体験あり
おすすめポイント:
- マンガの全巻読み放題作品が多い
- 楽天ポイントが貯まる
読み放題サービスの結論
コスパと品揃えではKindle Unlimitedが圧倒的。月額980円で200万冊は破格です。Kobo Plusはマンガ中心で、価格も高めなので、マンガ好き以外にはおすすめしにくいです。
使いやすさ・機能面を比較
Kindleの使いやすさ
使いやすさ: ⭐⭐⭐⭐⭐
- UIが非常に洗練されている
- ページめくりがスムーズ
- ハイライト・メモ機能が優秀
- Whispersyncで複数デバイスで読書位置を同期
- 辞書機能が充実(英和・和英・国語辞典内蔵)
読書体験:
- E-Inkディスプレイで目に優しい
- フロントライトで暗い場所でも読める
- バッテリーは数週間持続
Koboの使いやすさ
使いやすさ: ⭐⭐⭐⭐
- UIはシンプルだがやや反応が遅い
- ページめくりボタン搭載モデルあり(Libra系)
- PDFの取り扱いが得意
- カラーモデルならマンガのカラーページが楽しめる
- 辞書機能あり
読書体験:
- E-Inkディスプレイで目に優しい
- 全モデルで防水対応
- バッテリーは数週間持続
使いやすさの結論
UIの完成度と使いやすさではKindleが上。特に初めて電子書籍リーダーを使う方にはKindleがおすすめです。Koboは防水機能が全モデル対応なので、お風呂読書派には魅力的です。
ポイント還元とお得度を比較
Amazonのポイント還元
- Amazonポイント:購入金額の1%
- Prime会員:Prime Readingで毎月1冊無料
- Kindle Unlimitedとの併用でさらにお得
楽天のポイント還元
- 楽天ポイント:SPU対象で最大16倍
- 楽天市場のセールと併用でさらにお得
- Kobo購入で+1倍(最大5,000ポイント)
- 毎月5と0のつく日は+2倍
実例: 1,500円の書籍を購入した場合:
- Amazon: 15ポイント(1%)
- 楽天(SPU10倍の場合): 150ポイント(10%)
お得度の結論
楽天経済圏ユーザーならKoboが圧倒的にお得。SPU10倍以上なら、書籍代の10%以上がポイントで返ってきます。Amazonをメインに使っている方はKindleがおすすめ。
どちらを選ぶべき?パターン別おすすめ
Kindleがおすすめな人
✅ Amazonをよく利用する
- Prime会員で、Amazonのエコシステムを活用している
✅ 書籍の品揃えを重視
- 洋書や専門書も読みたい
- Kindle Unlimitedで読み放題を楽しみたい
✅ 使いやすさ重視
- 直感的に使える洗練されたUIが好き
- ハイライト・メモ機能を活用したい
✅ コスパ重視(読み放題)
- 月額980円のKindle Unlimitedで元を取りたい
Koboがおすすめな人
✅ 楽天経済圏を活用している
- 楽天カード・楽天モバイルなどでSPUが高い
- 楽天ポイントを貯めている・使いたい
✅ お風呂で読書したい
- 全モデルで防水対応
- 防水端末を安く手に入れたい
✅ カラーマンガを楽しみたい
- Kobo Clara ColourやLibra Colourでカラーページが見られる
✅ 大画面で読みたい
- PDFや技術書を大画面で読みたい
- Elipsa 2Eの10.3インチは業界最大級
よくある質問(FAQ)
Q1. どちらの方が目に優しい?
A. どちらもE-Inkディスプレイを採用しており、目への優しさは同等です。スマホやタブレットのLCDと違い、反射光で読むため、長時間読んでも疲れにくいです。
Q2. スマホやタブレットとの違いは?
A. 電子書籍リーダーの主な利点:
- 目が疲れにくい(E-Inkディスプレイ)
- バッテリーが数週間持つ
- 直射日光下でも読みやすい
- 読書に集中できる(通知が来ない)
Q3. 紙の本と比べてどう?
A. 電子書籍リーダーの利点:
- 何千冊も持ち運べる
- 暗い場所でも読める
- 辞書機能がすぐ使える
- 場所を取らない
紙の本の利点:
- 所有感がある
- 貸し借りできる
- 中古で売れる
Q4. 既に持っている電子書籍は引き継げる?
A. 引き継げません。Kindleで購入した書籍はKindleでしか読めず、Koboで購入した書籍はKoboでしか読めません。これが最大の決断ポイントです。
Q5. マンガを読むならどっち?
A. カラーマンガならKobo Clara Colour、モノクロでコスパ重視ならKindle Paperwhiteがおすすめ。書籍数と読み放題サービスではKindleが有利です。
Q6. 買い替え時のデータ移行は?
A. 同じプラットフォーム内なら問題なし。Kindleから新しいKindleへ、KoboからKoboへは、アカウント情報でログインすればすべての購入書籍が読めます。
まとめ:結局どっちを選ぶべき?
KindleとKoboは、どちらも優秀な電子書籍リーダーです。最終的な選択は、あなたが普段使っているサービスで決めるのが賢明です。
Kindleを選ぶべき人:
- Amazonをよく使う
- Prime会員である
- Kindle Unlimitedに魅力を感じる
- 書籍の品揃えを重視
- 使いやすさ重視
Koboを選ぶべき人:
- 楽天経済圏を活用している(SPU5倍以上)
- 楽天ポイントを貯めている
- お風呂で読書したい(全モデル防水)
- カラーマンガを楽しみたい
- 大画面モデルが欲しい
迷ったら:
- Amazonユーザー → Kindle Paperwhite(21,980円)
- 楽天ユーザー → Kobo Clara Colour(23,980円)
どちらを選んでも、紙の本にはない快適な読書体験が待っています。あなたにぴったりの電子書籍リーダーで、充実した読書ライフを楽しんでください!
詳細比較
| 項目 | Kindle(Amazon) | Kobo(楽天) |
|---|---|---|
| 端末価格 | 19,980円〜29,980円 | 10,978円〜46,990円 |
| 書籍数 | 推定700万冊以上 | 推定400万冊以上 |
| 読み放題サービス | Kindle Unlimited(月額980円) | Kobo Plus(月額1,780円) |
| 防水機能 | Paperwhite以上のモデル | 全モデル対応 |
| 画面サイズ | 6〜7インチ | 6〜10.3インチ |
| 解像度 | 300ppi(高精細) | 300ppi(高精細) |
| ストレージ | 8GB〜32GB | 16GB〜32GB |
Kindle(Amazon)
世界シェアNo.1の電子書籍リーダー。Amazonの豊富な書籍ラインナップと、使いやすさで圧倒的な支持を得ています。
メリット
- ✓ 書籍ラインナップが圧倒的に豊富
- ✓ Kindle Unlimitedで200万冊以上が読み放題
- ✓ UIが直感的で使いやすい
- ✓ Prime会員なら毎月1冊無料(Prime Reading)
- ✓ ハイライト・メモ機能が優秀
- ✓ Whispersyncで読書位置を複数デバイスで同期
デメリット
- ✗ Amazon以外の電子書籍は読めない(クローズドシステム)
- ✗ 楽天ポイントが使えない
- ✗ ページめくりボタンがない(上位モデル以外)
Kobo(楽天)
楽天が展開する電子書籍リーダー。楽天ポイントが貯まる・使えるのが最大の魅力。防水機能搭載モデルも豊富。
メリット
- ✓ 楽天ポイントが貯まる・使える(SPU対象)
- ✓ 全モデルで防水機能搭載
- ✓ 大画面モデル(10.3インチ)がある
- ✓ PDFの取り扱いが得意
- ✓ ページめくりボタン搭載モデルあり
- ✓ 価格が比較的安い
デメリット
- ✗ Kindleに比べて書籍数が少ない
- ✗ アプリの完成度がやや低い
- ✗ Kindle Unlimitedほどお得な読み放題サービスがない
- ✗ 新刊の配信がKindleより遅いことがある