はじめに
キャンプ、車中泊、そして災害時の備え。ポータブル電源があれば、どこでも電気が使える安心感が得られます。
「どの容量を選べばいいの?」「Anker・Jackery・EcoFlow、どれが良い?」「本当にキャンプで使える?」
こんな疑問を抱えていませんか?ポータブル電源は種類が豊富で、価格も40,000円から300,000円以上まで幅広く、初めて選ぶ際は特に迷いますよね。
実際、容量、出力、重量、価格など、重視するポイントは人それぞれ。デイキャンプなら軽量性を求める人もいれば、防災用に大容量を探している人もいます。
この記事では、2025年最新のポータブル電源おすすめランキングTOP10を徹底比較。Anker Solix、EcoFlow DELTA、Jackeryなど、あなたにぴったりの選び方を詳しく解説します。
マイベストのテスト結果や価格.comランキングをもとに、本当に買うべきポータブル電源だけを厳選しました。この記事を読めば、あなたの使い方に最適な一台が必ず見つかります。
ポータブル電源の選び方【5つのポイント】
ポータブル電源選びで失敗しないために、まずは選び方の基本を押さえましょう。以下の5つのポイントを理解すれば、自分に最適なモデルが見つかります。
1. 容量(Wh):用途で選ぶ
250〜500Wh(デイキャンプ・車中泊)
- スマホ充電20〜40回
- 電気毛布3〜6時間
- 重量:4〜8kg
- 価格:40,000〜80,000円
- 代表例:Jackery 300 Plus、Anker 535
500〜1000Wh(1泊2日キャンプ・防災)
- スマホ充電40〜80回
- 電気毛布6〜12時間
- 重量:7〜12kg
- 価格:60,000〜150,000円
- 代表例:EcoFlow RIVER 2 Pro、Jackery 708、BLUETTI AORA 100
1000Wh以上(2泊以上・長期停電)
- スマホ充電80回以上
- 電気毛布12時間以上
- 重量:12kg以上
- 価格:100,000〜300,000円
- 代表例:Anker Solix C1000、EcoFlow DELTA 2、Jackery 1000 Plus
計算式:
使用時間(h) = 容量(Wh)× 0.85 ÷ 家電の消費電力(W)
例:電気毛布50W × 8時間 = 400Wh必要 → 500Wh以上のモデルがおすすめ
2. 定格出力(W):使いたい家電で選ぶ
300〜500W
- スマホ充電、ノートPC、扇風機、電気毛布
- 軽量で持ち運びやすい
- デイキャンプ・車中泊向け
500〜1000W
- 小型冷蔵庫、電子レンジ(低出力)、ドライヤー(低出力)
- 多くの家電が使える
- ファミリーキャンプ・災害備蓄向け
1000W以上
- IH調理器、電子レンジ、ドライヤー、炊飯器
- ほぼ全ての家電が使える
- 長期停電・車中泊生活向け
注意: 定格出力を超える家電は使えません。ドライヤー(1200W)を使うなら、1500W以上のモデルが必要です。
3. 充電時間:急速充電の有無
標準充電(4〜6時間)
- 従来型モデル
- 寝る前に充電すればOK
- 代表例:Jackery 708
急速充電(1.5〜2時間)
- 最新モデルの多くが対応
- 出発前に充電し忘れても安心
- 代表例:Anker Solix C1000、EcoFlow DELTA 2
超急速充電(1時間以内)
- EcoFlowのX-Stream技術
- 80%まで1時間で充電可能
- 代表例:EcoFlow DELTA 2、RIVER 2 Pro
ソーラー充電
- 別売りソーラーパネル必要
- 晴天時で6〜12時間でフル充電
- 災害時・長期キャンプで活躍
4. 重量とサイズ:持ち運びやすさ
超軽量(4kg以下)
- 250〜300Wh
- 片手で持てる
- ソロキャンプ・ツーリング向け
- 代表例:Jackery 300 Plus(3.75kg)
軽量(5〜10kg)
- 500〜800Wh
- 両手で持てる
- ファミリーキャンプ・車中泊向け
- 代表例:EcoFlow RIVER 2 Pro(7.8kg)、Anker 535(7.6kg)
標準(10〜15kg)
- 1000〜1500Wh
- 持ち運びはやや大変
- オートキャンプ・防災向け
- 代表例:Anker Solix C1000(12.9kg)、EcoFlow DELTA 2(12kg)
重量級(15kg以上)
- 1500Wh以上
- 持ち運び困難
- 災害備蓄・長期停電向け
- 代表例:Anker 757(19.9kg)、EcoFlow DELTA 2 Max(23kg)
5. 付加機能
拡張バッテリー対応
- 容量を増やせる
- 長期キャンプ・災害備蓄向け
- 代表例:EcoFlow DELTA 2、Jackery 1000 Plus
UPS機能(無停電電源装置)
- 停電時に自動で切り替わる
- PCや医療機器の保護に
- 代表例:Anker 757、EcoFlow DELTA 2
アプリ連携
- スマホで遠隔操作・監視
- バッテリー残量・出力確認
- 代表例:EcoFlowシリーズ、Ankerシリーズ
ワイヤレス充電
- スマホを置くだけで充電
- ケーブル不要で便利
- 代表例:BLUETTI AORA 100
LED照明
- 懐中電灯・ランタン代わり
- 災害時に便利
- 多くのモデルが搭載
こんな人にはこのポータブル電源がおすすめ!
ファミリーキャンプ・コスパ重視
→ Anker Solix C1000(1位)
- 容量1056Whで2〜3日対応
- 価格69,900円でコスパ最強
- 5年保証で安心
家電を何でも使いたい
→ EcoFlow DELTA 2(2位)
- X-Boost機能で2000Wまで対応
- 拡張バッテリーで最大3040Wh
- EPS機能で停電時も安心
長寿命・長く使いたい
→ Jackery 1000 Plus(3位)
- リン酸鉄リチウムで4000回充電可
- 5年保証
- 容量1264Wh
ソロキャンプ・デイキャンプ
→ EcoFlow RIVER 2 Pro(5位)
- 容量768Whで1泊対応
- 価格39,600円でコスパ◎
- 重量7.8kgで持ち運びやすい
初めてのポータブル電源
→ Jackery 300 Plus(10位)
- 価格39,800円でお手頃
- 重量3.75kgで軽量
- シンプル設計で使いやすい
よくある質問(FAQ)
Q1: ポータブル電源の寿命はどのくらいですか?
A: バッテリーの種類によって異なります。
リチウムイオン電池:
- 充電回数:約500〜800回
- 使用年数:約2〜3年
- 代表例:Jackery 708、EcoFlow RIVER 2 Pro
リン酸鉄リチウム電池(LiFePO4):
- 充電回数:約3000〜4000回
- 使用年数:約10年
- 代表例:Jackery 1000 Plus、Anker 757、EcoFlow DELTA 2
長持ちさせるコツ:
- 満充電・完全放電を避ける(20%〜80%で使う)
- 高温・低温を避ける(車内放置NG)
- 3ヶ月に1回は充放電する
Q2: 飛行機に持ち込めますか?
A: 100Wh以下なら機内持ち込み可能、100Wh超は不可です。
機内持ち込み不可(100Wh超):
- ほぼ全てのポータブル電源(300Wh以上)
- 預け入れ荷物も不可
持ち込み可能(100Wh以下):
- モバイルバッテリー(20000mAh以下)
結論: ポータブル電源は飛行機に持ち込めません。旅行先でレンタルするか、現地購入を検討しましょう。
Q3: ソーラー充電だけで使えますか?
A: 可能ですが、晴天が条件です。
ソーラー充電の現実:
- 晴天時:6〜12時間でフル充電
- 曇天時:12〜24時間以上
- 雨天時:ほぼ充電できない
おすすめの使い方:
- 事前にAC充電で満充電
- キャンプ中にソーラー充電で補充
- 災害時の予備電源として
ソーラーパネルの目安:
- 1000Wh → 200W以上のソーラーパネル推奨
- 500Wh → 100W以上のソーラーパネル推奨
Q4: 電気毛布は何時間使えますか?
A: 容量(Wh)÷ 電気毛布の消費電力(W)× 0.85で計算できます。
電気毛布の消費電力:
- 弱:約30W
- 中:約50W
- 強:約70W
使用時間の例:
- 500Wh ÷ 50W × 0.85 = 約8.5時間
- 1000Wh ÷ 50W × 0.85 = 約17時間
注意: 実際は環境温度や設定温度で変動します。余裕を持って選びましょう。
Q5: Anker・Jackery・EcoFlow、どれを選ぶべきですか?
A: 用途と予算で選びましょう。
Anker(コスパ重視):
- 価格が安い(同容量で20〜30%安)
- 5年保証で長く使える
- 日本のサポート充実
- おすすめ:Solix C1000、535、757
Jackery(信頼性重視):
- 世界シェアNo.1ブランド
- シンプル設計で初心者向け
- 3〜5年保証
- おすすめ:1000 Plus、708、300 Plus
EcoFlow(性能重視):
- 急速充電が最速(1時間で80%)
- X-Boost機能で高出力対応
- アプリ連携が充実
- おすすめ:DELTA 2、RIVER 2 Pro、DELTA 2 Max
結論:
- 初心者 → Jackery
- コスパ → Anker
- 性能 → EcoFlow
Q6: 冬キャンプで使えますか?
A: 使えますが、性能が低下します。
低温時の影響:
- バッテリー容量が約20〜30%減少
- 充電時間が長くなる
- 液晶が見えにくくなる
冬キャンプでの対策:
- テント内で使用(外気温から守る)
- 使わない時は寝袋に入れる
- 容量に余裕を持って選ぶ(1.5倍推奨)
低温に強いモデル:
- リン酸鉄リチウム電池採用モデル
- 動作温度範囲が広いモデル
まとめ:自分に合ったポータブル電源で快適アウトドア&安心防災を
ポータブル電源は、キャンプの快適性と災害時の安心感を大きく高めてくれる重要なギアです。この記事で紹介した10モデルは、いずれも2025年時点で高評価を得ている人気モデルばかり。
最後にもう一度、用途別おすすめをまとめます:
- ファミリーキャンプ・コスパ → Anker Solix C1000(1位)
- 高性能・家電何でも → EcoFlow DELTA 2(2位)
- 長寿命・長く使う → Jackery 1000 Plus(3位)
- デイキャンプ・コスパ → EcoFlow RIVER 2 Pro(5位)
- 初めてのポータブル電源 → Jackery 300 Plus(10位)
ポータブル電源選びのポイントは、自分の用途に合わせて容量と出力を選ぶこと。デイキャンプなら500Wh、ファミリーキャンプなら1000Wh、防災用なら1500Wh以上がおすすめです。
お気に入りのポータブル電源を見つけて、快適なキャンプライフと安心の防災対策を実現してください!
ランキング
Anker Solix C1000 Portable Power Station
1056Whの大容量ながら価格69,900円でコスパ抜群。最大出力1800Wで家電も余裕で使える人気No.1モデル。
おすすめポイント
- ✓ 容量1056Whで2〜3日のキャンプに対応
- ✓ 最大出力1800Wで家電も使える
- ✓ 価格69,900円でコスパ最強
- ✓ 急速充電で1.5時間で80%充電
- ✓ 5年保証で安心
注意点
- ✗ 重量約12.9kgと重い
- ✗ ソーラーパネル別売り
- ✗ ファン音がやや大きい
EcoFlow DELTA 2
1024Whの大容量で拡張バッテリー対応。X-Boost機能で2000Wまで対応し、ほぼ全ての家電が使える。
おすすめポイント
- ✓ X-Boost機能で2000Wまで対応
- ✓ 拡張バッテリーで最大3040Whに
- ✓ EPS機能で停電時も自動切替
- ✓ アプリで遠隔操作可能
- ✓ 急速充電で1時間で80%
注意点
- ✗ 価格143,000円と高価
- ✗ 重量約12kg
- ✗ ファン音がやや大きい
Jackery ポータブル電源 1000 Plus
Jackery最新モデル。1264Whの大容量でリン酸鉄リチウムバッテリー採用、4000回充電可能で長寿命。
おすすめポイント
- ✓ リン酸鉄リチウムで4000回充電可能
- ✓ 容量1264Whで長時間使える
- ✓ ChargeShield技術で安全性◎
- ✓ 拡張バッテリー対応
- ✓ 5年保証
注意点
- ✗ 価格168,000円と高価
- ✗ 重量約14.5kg
- ✗ 出力1000Wとやや控えめ
BLUETTI AORA 100
最大出力1800Wでテスト1位の実力。768Whながらコンパクトで持ち運びやすく、ソロキャンプに最適。
おすすめポイント
- ✓ 最大出力1800Wで高性能
- ✓ コンパクトで持ち運びやすい
- ✓ ワイヤレス充電機能付き
- ✓ LED照明付きで便利
- ✓ 価格79,800円
注意点
- ✗ 容量768Whとやや少なめ
- ✗ ファン音がやや大きい
- ✗ ソーラーパネル別売り
EcoFlow RIVER 2 Pro
768Whで価格39,600円のコスパモデル。急速充電で1時間でフル充電、デイキャンプに最適。
おすすめポイント
- ✓ 価格39,600円でコスパ抜群
- ✓ 急速充電で1時間でフル充電
- ✓ 重量7.8kgで持ち運びやすい
- ✓ X-Boost機能で1000Wまで対応
- ✓ アプリで遠隔操作
注意点
- ✗ 容量768Whで長期キャンプには不向き
- ✗ 出力800Wとやや控えめ
- ✗ ソーラーパネル別売り
Anker 535 Portable Power Station
512Whのコンパクトモデル。価格44,900円でAnker品質、ソロキャンプ・デイキャンプに最適。
おすすめポイント
- ✓ コンパクトで持ち運びやすい
- ✓ Anker品質で安心
- ✓ 5年保証付き
- ✓ 静音設計でファン音が小さい
- ✓ USB-C PD 60W対応
注意点
- ✗ 容量512Whで長期キャンプには不向き
- ✗ 出力500Wと控えめ
- ✗ ソーラー充電が遅い
Jackery ポータブル電源 708
Jackery定番モデル。708Whで価格84,500円、シンプル設計で初心者に最適。
おすすめポイント
- ✓ シンプル設計で初心者も使いやすい
- ✓ Jackeryブランドで信頼性◎
- ✓ 3年保証
- ✓ Pure Sine Wave(正弦波)
- ✓ 静音設計
注意点
- ✗ 価格84,500円とやや高め
- ✗ 充電時間が長い(約5時間)
- ✗ 拡張バッテリー非対応
EcoFlow DELTA 2 Max
2048Whの超大容量モデル。長期キャンプ・災害備蓄・車中泊に最適な最強モデル。
おすすめポイント
- ✓ 超大容量2048Whで長期使用可能
- ✓ 最大出力2400W(X-Boost: 3100W)
- ✓ 拡張バッテリーで最大6144Whに
- ✓ EPS機能付き
- ✓ 急速充電で1時間で80%
注意点
- ✗ 価格254,100円と非常に高価
- ✗ 重量約23kgと非常に重い
- ✗ サイズが大きい
Anker 757 Portable Power Station
1229Whでリン酸鉄リチウムバッテリー採用。3000回充電可能で長寿命、5年保証で安心。
おすすめポイント
- ✓ リン酸鉄リチウムで3000回充電可能
- ✓ 容量1229Whで長時間使える
- ✓ 5年保証で長く使える
- ✓ 最大出力1500W
- ✓ UPS機能付き
注意点
- ✗ 価格169,900円と高価
- ✗ 重量約19.9kg
- ✗ 充電時間が長い(約2.5時間)
Jackery ポータブル電源 300 Plus
288Whのコンパクトモデル。価格39,800円でデイキャンプ・車中泊・災害備蓄の入門に最適。
おすすめポイント
- ✓ 価格39,800円でお手頃
- ✓ コンパクトで持ち運びやすい
- ✓ 重量約3.75kg
- ✓ リン酸鉄リチウムで長寿命
- ✓ 5年保証
注意点
- ✗ 容量288Whで使える家電が限られる
- ✗ 出力300Wと控えめ
- ✗ 長期キャンプには不向き