はじめに
ノートPC1台でマルチモニターや有線LAN、周辺機器をまとめて接続できるUSB-Cハブは、テレワークの快適さを大きく左右します。2025年に選ぶべき最新モデルを、出力・帯域・携帯性・価格のバランスで厳選しました。
USB-Cハブの選び方|5つのチェックポイント
- 映像出力: 4K60Hzに対応していれば滑らか、8K/4K120Hzは最新モニター向け。
- 給電(PD): ノートPCを使うなら65〜100Wクラスのパススルーが安心。
- 帯域: 10Gbpsポートが欲しいならUSB 3.2 Gen2対応を確認。
- ポート構成: LAN/SD/Audioなど必要なインターフェースを洗い出す。
- サイズ/携帯性: 持ち歩き重視なら100g前後、据え置きならポート数優先。
用途別のおすすめ
- 在宅/オフィス据え置き:
Belkin CONNECT 11-in-1(映像2系統+LANで配線整理) - 高解像度モニター重視:
UGREEN Revodok 8K(8K/4K120Hz対応) - MacBookにフィット:
Satechi Pro Hub Slim(デュアルUSB-Cで帯域確保) - 持ち歩き最優先:
Anker 7-in-1またはJSAUX 6-in-1(軽量コンパクト)
よくある質問(FAQ)
Q1. 4K60Hzと4K30Hzの違いは?
動画視聴や作業の滑らかさが大きく異なります。外部モニターをメインに使うなら4K60Hz対応を選びましょう。
Q2. 100W PDが必要か分かりません。
MacBook Pro 14/16や高性能ノートを充電しながら使うなら100Wが安心。Airや13インチなら65Wでも運用できます。
Q3. LANポートは必須?
オンライン会議の安定性を重視するなら有線LAN付きが無難です。自宅Wi-Fiが強ければ省略も可能。
Q4. Thunderbolt対応品を買うべき?
8K120Hzや複数4Kモニターをつなぐ場合、または外付けGPU/超高速SSDを使う場合はThunderboltドックが有利。一般的な拡張なら本記事のUSB-Cハブで十分です。
まとめ
- まず映像出力とPD出力を決め、必要な帯域を満たすハブを選択。
- LAN/SD/ポート数は使い方から逆算し、持ち歩きなら軽量モデル、据え置きなら多ポートモデル。
- 迷ったらバランスの良い
Anker 555 8-in-1、高解像度ならUGREEN Revodok 8Kを選べば失敗しにくい。
ランキング
Anker 555 USB-C Hub (8-in-1, 100W)
¥9,990〜最大100W PDパススルーと4K60Hz HDMIに対応し、USB-A×2と有線LANまで網羅する万能ハブ。
おすすめポイント
- ✓ 100W PDパススルーでノートPCを充電しながら拡張
- ✓ 4K/60Hz出力に対応し映像が滑らか
- ✓ 有線LAN搭載でリモート会議が安定
- ✓ アルミボディで放熱性と質感が高い
- ✓ 信頼性の高いAnker製でサポートも充実
注意点
- ✗ ケーブル一体型で交換できない
- ✗ Thunderboltの帯域は非対応
UGREEN Revodok 9-in-1 (8K対応)
¥11,000〜8K30Hz/4K120Hz出力に対応した次世代スペックの多機能ハブ。Thunderboltなしでも映像帯域に余裕が欲しい人向け。
おすすめポイント
- ✓ 8K30Hz/4K120Hz対応で最新モニターを活かせる
- ✓ 10Gbps USB-A/Cポートで高速転送
- ✓ 100W PDパススルー対応
- ✓ 有線LAN 1GbE搭載
- ✓ SD/TFデュアルスロットでカメラ派に便利
注意点
- ✗ 本体サイズと重量はやや大きめ
- ✗ 8K利用時は対応ケーブル必須
Satechi USB-C Pro Hub Slim
¥9,480〜MacBookにフィットするアルミ筐体のスリムハブ。デュアルUSB-C接続で帯域を確保し、4K60Hzと高速USBを両立。
おすすめポイント
- ✓ デュアルUSB-C直挿しで安定した帯域
- ✓ 4K60Hz HDMI + USB-C 100W PD + USB-A×2を装備
- ✓ MacBookのカラーに合うアルミ仕上げ
- ✓ パススルーで電源を取りながら周辺機器を接続
- ✓ コンパクトで持ち運びが容易
注意点
- ✗ LANポートは非搭載
- ✗ 1ポートはMacBook専用形状で汎用性低め
Belkin CONNECT USB-C 11-in-1
¥14,800〜据え置きにも持ち出しにも対応する11ポートドック。DisplayPortとHDMIの両方を備え、ビジネス用途で柔軟に使える。
おすすめポイント
- ✓ HDMIとDPのデュアル映像出力に対応
- ✓ 100W PDパススルーで高出力ノートも給電
- ✓ 有線LAN、SD/TF、Audio、豊富なUSBで拡張性高い
- ✓ ケーブル長がありデスク配線しやすい
- ✓ Apple公式取扱もある信頼ブランド
注意点
- ✗ 本体はやや大きく重量もある
- ✗ 4K60Hzは単画面時のみ(デュアル時は解像度要確認)
CIO Hub Monster Pro 10-in-1
¥12,800〜日本ブランドの多機能ハブ。8K30Hz/4K120Hzに対応しながらGaN内蔵で小型化。PSE取得で安全性も担保。
おすすめポイント
- ✓ 8K30Hz/4K120Hzの高解像度出力に対応
- ✓ GaN採用で発熱とサイズを抑制
- ✓ 100W PDパススルーと有線LAN搭載
- ✓ 日本語サポートで安心感が高い
- ✓ ケーブル着脱式で取り回しやすい
注意点
- ✗ 価格はやや高め
- ✗ USB-Aは5Gbpsで10Gbpsではない
Baseus Metal Gleam 6-in-1
¥4,280〜コスパ重視の6ポートモデル。4K60Hzと100W PDに対応し、必要十分な拡張を低価格で実現。
おすすめポイント
- ✓ 4K60Hzと100W PD対応で基本性能は十分
- ✓ アルミ筐体で放熱性が高い
- ✓ 軽量コンパクトで持ち運びやすい
- ✓ 価格が手頃で導入しやすい
- ✓ ケーブル一体型で取り回しが簡単
注意点
- ✗ LANポートやSDスロットは非搭載
- ✗ USBは5Gbpsで高速ストレージ向きではない
Anker 7-in-1 USB-C Hub (4K30 + 60W PD)
¥5,990〜薄型ノートとの相性が良い軽量モデル。4K30Hz出力と60W PDで、モバイルワーカーのサブハブに最適。
おすすめポイント
- ✓ 重量約100gで超軽量
- ✓ 60W PDでUltrabookを充電しながら拡張
- ✓ SD/TFカードスロット搭載で写真取り込みに便利
- ✓ USB-A×2でマウスやメモリを簡単接続
- ✓ 価格と信頼性のバランスが良い
注意点
- ✗ HDMIは4K30Hzまで
- ✗ LANポートが無く有線環境には不向き
JSAUX 6-in-1 Travel Hub
¥3,280〜低価格で必要最小限を揃えた旅行向けモデル。4K30Hz出力とPD対応で、ホテルやカフェでの軽作業に十分。
おすすめポイント
- ✓ 価格が安く導入しやすい
- ✓ 4K30Hz出力とPDに対応し基本をカバー
- ✓ ケーブル一体型でコンパクト
- ✓ SD/TF付きでカメラデータをすぐ転送
- ✓ 軽量で毎日持ち歩ける
注意点
- ✗ LANポートなしで有線接続は不可
- ✗ 金属筐体で冬場はやや冷たく感じる